WRC2023/12/22

ソルベルグ、2024年もシュコダでWRC2に挑戦

(c)Skoda

 オリヴァー・ソルベルグは、2024年のWRC2にこれまでどおりにシュコダ・ファビアRS Rally2で挑むことが明らかとなった。契約の延長ということになるのか? ソルベルグはこれまでのトークスポーツ・ワールドラリーチームから2年連続で参戦することになるとはリリースにはいっさい記されているわけではなく、シュコダ・モータースポーツが直接この発表を行ったことに留意しておかなければならないだろう。

 2024年のラリー・モンテカルロのエントリーが締め切られる週末を目前にした木曜日の朝、ソルベルグがシュコダ・モータースポーツのファビアRS Rally2で来季のWRC2に参戦する計画が正式に発表されることになった。ソルベルグのプログラムの詳細はまだ明らかではないが、トヨタの新しいマシンが投入される来季のWRC2に向けてシュコダ・モータースポーツはワークスチームを復活させると噂されており、総力戦を展開することに強い野心をみせていると見られている。

「来シーズンもシュコダと一緒にいられるなんて素晴らしいニュースだ」とソルベルグは語った。「またチームと仕事ができることをとてもうれしく思っている。イベントに関しては、僕にとっては今シーズンとあまり変わらない」

「ラリーの正確な数はまだわからないけど、かなり多くマシンに乗りたい。ファビアの開発やテストにとても意欲的だ。戻ってくるのはエキサイティングだし、目標はWRC2でタイトルを獲得することだと理解してもらえると思う。

「シュコダはこのスポーツで多くの成功を収めてきたし、もちろん最近ではアンドレアス(・ミケルセン)が活躍している。チームと一緒に仕事ができるのは本当に光栄なことだ」

 ソルベルグは今シーズン、WRC2では2勝を挙げたが、サルディニアとエストニアではサスペンションのトラブルが発生し、アクロポリス・ラリーでは燃料ポンプが原因でリタイアとなっており、選手権では6位に終わっているが、WRC2では最多のステージ勝利数を誇っている。

ソルベルグは、来季もコドライバーのエリオット・エドモンドソン、そして長年にわたるモンスター・エナジーとのパートナーシップを継続する。
 
 シュコダ・モータースポーツの責任者であるミハエル・フラバネクは、次のように語った。

「オリヴァーとエリオットとの関係を継続できることをとても嬉しく思う。今年のWRC2でのタイトルは、ファビアRS Rally2の安定したパフォーマンスを証明するものだった。来シーズン、オリヴァーが我々と一緒にいることで、この勝利の物語を継続するための非常に強力なポジションを得ることができる」