Mスポーツ・フォードで新シーズンを迎えているオイット・タナクは、次戦のWRCラリー・スウェーデンを1週間後に控えた週末、母国のエストニアに戻ってオテバー・ウィンター・ラリーにフォード・プーマRally1で参戦する。
今季からテスト規定が強化され、ワークスドライバーがステアリングを握るテストの時間は3台体制のチームで一人あたり年間に7日に制限されることになったため、チームとドライバーはWRCイベント前のプレテストとして国内ラリーに目を向け始めている。
すでにラリー・スウェーデンに向けた準備としてトヨタの勝田貴元とヒョンデのエサペッカ・ラッピがフィンランドで行われるクオピオ・ラリー・イソヴァルケイネンに出場することが明らかになっている。このイベントはフィンランドのスノーコンディションで開催されるイベントであり、ラリー・スウェーデンで予想されるコンディションに順応するためのウォームアップとなる。
Mスポーツは火曜日にチームのソーシャルメディアを通じて、タナクが来週末の2月4日に開催されるオテバー・ウィンター・ラリーに出場することを発表した。彼はプーマRally1でのデビュー戦となったラリー・モンテカルロでは5位に終わっており、まだ慣れていない新しいマシンの走行時間をかせぐことにこの母国イベントを利用することになる。
「プーマRally1を僕のホームロードで走らせることができるのは素晴らしいことで、地元のラリーファンもきっと喜んでくれていると思う」とタナクは語っている。
「このマシンではまだ1回しかフル参戦していないので、より早く適応するために走行距離を稼ぐことが重要になる。2021年のオテパー・ウインター・ラリーにも出場したが、あそこは走っていてとても楽しい道だし、とても楽しみにしているよ」
オテバー・ウィンター・ラリーのエントリーは今週末の1月27日に締め切られたあと正式に発表される予定だ。