ラリー・フィンランドの主催者であるAKKスポーツは、8月6-9日に開催が予定される世界ラリー選手権のフィンランド・ラウンドについて予定どおりに準備を進めるとアナウンスした。
フィンランド政府は22日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴い、サマーシーズンの大規模イベントの取り扱いに関しての記者会見を行い、7月31日までに行われる500人を超えるすべてのイベントを禁止することを発表した。
その翌週に開催を予定するラリー・フィンランドは、現時点で政府が設定したイベント禁止期間の制限外となるため、AKKスポーツは最新のガイドラインを監視しながらラリー・フィンランドの準備を続行すると発表している。
フィンランド政府が発表した声明によれば、引き続き国内の状況を監視しながら8月のイベントについては6月初めに新たな措置を更新するとしており、ラリー・フィンランドは次回の政府の決定を待つことになる。
AKKスポーツは次のように表明した。
「世界ラリー選手権のフィンランド・ラウンドの開催は、フィンランドのみならず他の国のCOVID-19の状況にも影響を受け、世界的なパンデミックの進み方に強く左右されることになる。政府は国の状況を見直し、6月初めに8月のイベントに関する措置を更新する。イベントオーガナイザーとしては、観客、競技者、パートナー、スタッフおよびその他の利害関係者を考慮に入れて、引き続き、すべての人の健康や安全も危険にさらすことなく、可能な限り責任を持って行動したいと考えている」