ヤリ-マティ・ラトバラのラリー・フィンランドでの一度きりの世界ラリー選手権参戦は終わったが、ドライバーとしての夏はまだ始まったばかりだ。
ラトバラは先週末、フィンランドで行われたラーティ・ヒストリック・ラリーにトヨタ・セリカGT-FOUR ST165を駆って参戦、オペル・アスコナを駆るマルコ・ウーテラに7分以上の大差をつけて優勝を飾った。
ラトバラはこのイベントでは、ラリー・フィンランドでWRC2初優勝したサミ・パヤリのコドライバー、エンニ・マルコネンとともに出場、12ステージすべてを制して圧倒した。
「最後の2つのスペシャルステージは本当に素晴らしかった。最初のブレーキングでタイヤのグリップを完全に失ったと思った。グリップは良かったんだけど、そのすぐ横にはたくさんのルースグラベルあったんだ」とラトバラは地元メディアのライブ中継で語った。
「どうやら、ゼロカーがすでにワイドになってラインを残していたようだ。自分のクルマにはかなり満足しているし、かなりクリーンなラリーだった。でも、エンジンは少し喘いでいる。ラリー終了後、エンジンを開ける必要があるかもしれない」
ラトバラは9月8〜10日に日本で行われる全日本ラリー選手権のラリー北海道にトヨタGRヤリスRally2コンセプトで参戦する。そのためWRC次戦のアクロポリス・ラリー・ギリシャは不在となる。
「数週間のオフを経て北海道に行くのが楽しみだ。この1ヶ月の間にたくさんのラリーがある。本当にハッピーだよ」とラトバラは語っている。
ラトバラはラリー北海道ではラリー・フィンランドと同様、ユホ・ハンニネンとともに出場する。