ERC2023/11/24

大幅に刷新、2024年ERCカレンダーが公開

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 2024年のヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)のカレンダーが公開された。カレンダーにはラリー・エストニアが復帰したほか、ウェールズの新しいターマックラリーであるラリー・ケレディギオン、ポーランドのターマックラリーであるラリー・シレジアが加わり、全8戦で争われる。

 FIAワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)の承認を受け、ERCのプロモーションを担当するWRCプロモーターGmbHは、水曜日、来シーズンのERCカレンダーを発表した。

 2024年のERCカレンダーは、長期的な成功に不可欠ないくつかのラリーを維持しながらも、2013年以降で最大規模のイベントの再編成となる。開幕戦はラリー・ハンガリーとなるが、2019年の初開催からアスファルトで行われてきたイベントは、新たにグラベルイベントとして、首都ブダペストから南西に約1時間のヴェスプレム市に舞台を移す。

 その後、おなじみのスペインのグラン・カナリア島で行われるラリー・イスラス・カナリアスのあと、昨年最も人気を集めたイベントのひとつであるスウェーデンのロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビアがそれに続き、ERC復帰戦のラリー・エストニアも7月に開催される。

 ラリー・ディ・ローマ・カピターレとバルム・チェコ・ラリーの伝統的なラリーに続いて、2019年に世界ラリー選手権ラウンドを失って以来、英国で行われるFIAイベントとなるラリー・ケレディギオンがウェールズで行われ、シーズン最終戦となるラリー・シレジアが新たにポーランドで開催される。

 ERCチャンピオンシップ・マネージャーのイアン・キャンベルは次のように語っている。「新しいイベントと、長年にわたってERCの継続的な成功に重要な役割を果たしてきたラリーを融合させたカレンダーを提供するため、我々は懸命に努力してきた。「現実的で有益なものであればいつでもカレンダーを刷新することが重要であり、長年のイベントを盛り込む機会を失うことはない」

■2024年ERCカレンダー
Rd.1 ラリー・ハンガリー(グラベル)4/12-14
Rd.2 ラリー・イスラス・カナリアス(ターマック)5/2-4
Rd.3ロイヤル・ラリー・オブ・スカンジナビア(グラベル)6/13-15
Rd.4 ラリー・エストニア(グラベル)7/5-7
Rd.5 ラリー・ディ・ローマ・カピターレ(ターマック)6/26-28
Rd.6 バルム・チェコ・ラリー(ターマック)8/16-18
Rd.7 ラリー・ケレディギオン(グラベル)8/30-9/1
Rd.8 ラリー・シレジア(ターマック)10/11-13