WRC2024/01/20

山本と小暮、ラップランドでGRヤリスRally2初参戦

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・チャレンジプログラムは、第2期育成ドライバーの山本雄紀と小暮ひかるがアークティック・ラップランド・ラリーで新しいトヨタGRヤリスRally2で初めてラリーに挑戦することを発表した。

 2月15-18日に行われるラリー・スウェーデンのエントリーリストが公開された金曜日、トヨタは今季からWRC2にステップアップする山本と小暮のGRヤリスRally2のカラーリングを発表するとともに、スウェーデンの準備としてその2週間前にロヴァニエミで行われるフィンランド選手権第2戦のアークティック・ラップランド・ラリーに2人が出場することになったとアナウンスしている。

 昨年でTGR WRCチャレンジプログラムを卒業した勝田貴元は今季からファクトリーチームのフルタイムドライバーを務めることになっている。勝田が3シーズンにわたってフォード・フィエスタR5で4輪駆動ラリーカーを学んだように、山本と小暮は勝田が歩んだ道を辿ることになるが、トヨタの新しいRally2カーで経験を積むことができることは2人の若手にとって幸いなことだ。

 山本はソーシャルメデイアで次のようにコメントしている。「今シーズンはGRヤリスRally2をドライブさせて頂きます! 今から初戦が楽しみで仕方ないです。コドライバーにはマルコ(・サルミネン)を迎え、デビュー戦となるアークティック・ラップランド・ラリーに向けしっかりと準備して行きます!」

 小暮は次のように語っている。「今季はGRヤリスRally2で参戦することが発表されました! Rally1とは真逆の白ベースでかっこいい感じです! 準備は完了しています」

 山本と小暮のスウェーデン以降の参戦予定は未定だが、勝田と同様に可能な限り多くのWRC2イベントに出場することになりそうだ。