クレイグ・ブリーンは、2月28-29日に行われたフィンランド選手権第3戦SMイタ・ラリーにチームMRFタイヤのヒュンダイi20 R5で参戦、選手権のトップランナーに続いて3位でフィニッシュしている。MRFタイヤにとってはこれがウィンターコンディションでのイベントでの記念すべき初表彰台となった。
MRFタイヤは今季、ヒュンダイ・モータースポーツとの協力によってヨーロッパ選手権への挑戦を開始、ブリーンがさまざまなコンディションの実戦においてトップレベルのスピードのなかでこの新しいタイヤの開発を行う計画となっている。
そのプログラムの初戦はインドで生まれたタイヤメーカーにとって未知なる試練ともいえるウィンターコンディションでのSMイタ・ラリーとなったが、カーナンバー1をつけてスタートしたブリーンは経験豊富な地元のライバルたちを相手にして5つのステージのうちすべてのステージでトップ5のタイムを刻み、最終的に首位のエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビアR5エボ)から24.2秒差の3位でフィニッシュしている。
ブリーンは同選手権で認められていないMRFタイヤを使用するために選手権のポイントを獲得することはできなかったが、スノーコンディションにおけるタイヤの可能性を示すことができたと3位をよろこんだ。
「本当に美しいウィンターコンディションのステージだった。おそらく僕が今まで走った中でも最もきれいな雪のステージだったよ。僕らはこのコンディションにおける新しいMRFタイヤの可能性を示し、計画していたとおりに継続的な開発のためのための貴重なデータを持ち帰ることができた」とブリーンは語っている。
ブリーンとチームMRFタイヤとの次戦は、3月27-29日に行われるヨーロッパ選手権開幕戦のラリー・アソーレスとなる。