WRC2024/03/27

クロアチア・ラリーにRally1カー8台がエントリー

(c)Toyota

 2024年世界ラリー選手権第4戦クロアチア・ラリーが正式なエントリーリストを公開、8台のハイブリッドRally1カーを含む全68台のエントリーがあったことが明らかとなった。

 シーズン初のフルターマックラリーとして4回目のWRC開催を迎えるクロアチア・ラリーは、クロアチアの首都ザグレブをベースに4月28〜21日に行われる。トヨタGAZOOレーシングWRTは3台のGRヤリスRally1をエントリー、フルシーズンに臨むエルフィン・エヴァンスと勝田貴元に加え、開幕戦ラリー・モンテカルロ以来の登場となる8度のワールドチャンピオンのセバスチャン・オジエをマニュファクチャラーノミネートしており、カッレ・ロヴァンペラはスキップとなる。

 ヒョンデ・モータースポーツは3台のi20 N Rally1をエントリー、フルシーズンを戦うティエリー・ヌーヴィルとオイット・タナクに加え、開幕戦ラリー・モンテカルロ以来の登場となるアンドレアス・ミケルセンをノミネートすることになった。

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、2台のフォード・プーマ・Rally1を投入、アドリアン・フールモーとグレゴワール・ミュンスターというラインナップで挑む。

 WRC2選手権には19台がエントリー、シトロエン・レーシングがサポートするDGスポーツは2台のシトロエンC3 Rally2を投入、昨年のウィナーであるヨアン・ロッセルとニコライ・グリアジンの2人が登場する。

 トヨタGRヤリスRally2はクロアチアには4台が出場するものの、サミ・パヤリとゲオルグ・リンナマエはWRC2のポイント対象外として経験を積むためにエントリーしている。TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラム2期生の山本雄紀、小暮ひかるがスウェーデンに続いてGRヤリスRally2の2戦目のWRC2に臨む。

 シュコダ・ファビアRS Rally2勢はぺぺ・ロペス、ラウリ・ヨーナ、エイヴィンド・ブリニルドセンが出場する。サファリ・ラリーで今季初のWRC2に臨むガス・グリーンスミスはここをWRC2対象イベントとしてノミネートしていない。ヒョンデi20 N Rally2勢ではエミル・リンドホルム、ニコラ・シアマンが注目される。

 ジュニアWRCチャンピオンのウィリアム・クレイトンはフォード・フィエスタRally2での2戦目のWRC2に臨む。

 WRC3選手権は、昨年フランスで開催されたクリオ・グラベル・トロフィーでシーズン2位に輝いたマテオ・シャティヨンを筆頭に21台がエントリーしている。