WRC2019/07/26

モナコのカジノ前広場のスタートセレモニーが復活

(c)Toyota

 2020年1月22-26日に行われる第88回目の開催を迎えるラリー・モンテカルロは、今季に比べてルートの25%が新しくなるとともに、ふたたび木曜日の夕方にモナコのカジノ前広場で行われる華やかなスタートセレモニーで開幕する伝統的なスタイルに戻される。

 ホストタウンはこれまでと同様にフレンチアルプスの麓のギャップとなり、20日月曜日から22日水曜日の午前中までレッキが行われたあと、水曜午後にギャップ近郊のラ・ガルデ(3.35km)でシェイクダウンが行われ、クルーたちはモナコへと移動することになる。

 ギャップからモナコまでは250km近い移動距離があることから2019年のモンテカルロではギャップでスタートを行っていたが、シーズン開幕の華やかさという点では見劣りがするものだった。2020年は、23日木曜日の朝から新シーズンのローンチのためのさまざまな催しやセレモニーがモナコで行われたあと、17時からモナコのカジノ広場に設けられたスタートランプからラリーカーは初日のナイトステージへと向かうことになる。

 23日木曜日のレグ1は2SS/43.21kmとなり、アルプ・デ・オートプロバンス県のマリジャイ〜ピュイミシェル(17.72km)と2018年まで使用されたベイヨン〜ブレジエ(25.49km)という2つのナイトステージを走ってオート・ザルプ県のギャップへと移動する。

 24日金曜日のレグ2はギャップの西に位置するキュルバン〜ヴァントロル(20.10km)からスタート、ギャップ周辺を時計回りに走りながら新しいサン・クレマン・シュル・デュランス〜フリシニエール(20.76 km)、アヴァンソン〜ノートル・ダム・デュ・ロー(20.59km)という3ステージのあとギャップでのデイサービスが行われ、午後のループもふたたび同じ3ステージを走る6SS/122.90 kmとなる。

 25日土曜日は、ギャップ北部のサン・レジェ・レ・メレーズ〜ラ・バティ・ヌーヴ(20.10km)から東部に位置するラ・ブレオル〜セロネ(20.76km)の2つのステージをサービスを挟んで2回走行する。ギャップでこの週末の最後のサービス後、ドライバーたちは南下、モナコへ向けて移動する。

 26日最終日はモナコの北部におかれたおなじみのルートとなり、伝説のチュリニ峠を駆け抜けるラ・ボレーヌ・ヴェジュビー〜ペイラ・カヴァ(18.41km)とタイトターンが連続するラ・カバネット〜コル・ド・ブロー(13.58km)の2つのステージを2回ループし、2回目のラ・カバネット〜コル・ド・ブローがパワーステージとして行われる。最終日のサービスはなく、早朝に行われるアルベール一世通りの公園で行われるタイヤ交換のみで4SS/63.98 kmを走り切ることになる。

 4日間では全16SS、ステージ総走行距離は305.47kmとやや短くなっている。